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- 東京都に関連のある仕事人
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1965年 生まれ
出身地 宮城県
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仕事内容
世界を救う医師,国際協力という職
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自己紹介
内向的で引きこもりがち。昔から,
漫画 が大好き。自己改革 のため英会話スクールに行き無理やり外交的な性格 に。以後,世界数十か国に行ったが,やっぱり自分の家に一人でいるのが好き -
出身高校
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出身大学・専門学校
- 【このページに書いてある内容は取材日(2016年07月25日)時点のものです】
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「国際協力」をやってみませんか?―仕事として、ボランティアで、普段の生活でも
山本 敏晴
世界のために仕事をする国際協力師という仕事の内容と,その仕事に就職するために何が必要か,をわかりやすく書いたガイドブックです。無給のボランティアではなく,有給のプロの仕事として,世界のために働くことを主眼に書いたものです。仕事の内容は,紛争停止,貧困削減,教育の普及,医療の普及,環境問題など多彩で,就職する組織も数十か所以上あります。将来,大人になったとき,「国際協力」という職場がある,ということを思い出して頂ければ幸いです。
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シェル・シルヴァスタイン
主人公は,子どものころから「理想の自分」と,それになるための「かけら」(必要なもの)を探します。長い間,いろいろ探し回ったのですが,なかなか見つかりません。ですがある日,ついにその「かけら」を見つけだします。主人公は大喜びし,その後しばらく幸せな日々を過ごします。ところが,「理想の自分」だと思っていた状態になってから,ほどなく,再び主人公は疑問を持つのです。「これで良かったのか?」と。その後の展開は読んでのお楽しみです。私はこの本を読んで「人間が生きる」ということの意味が少しわかった気がしました。
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茉織
(千葉県 小6) -
ニックネーム未設定
(三重県 中1) -
ニックネーム未設定
(富山県 小6) -
ニックネーム未設定
(東京都 小6) -
吾輩は猫である。名はまだない。
(岡山県 小6) -
ニックネーム未設定
(栃木県 小6)
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どんな職場?
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山本 敏晴 -
仕事内容
世界を救う医師,国際協力という職
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自己紹介
内向的で引きこもりがち。昔から,
漫画 が大好き。自己改革 のため英会話スクールに行き無理やり外交的な性格 に。以後,世界数十か国に行ったが,やっぱり自分の家に一人でいるのが好き
人の健康を守り,世界のさまざまな問題を救う
私 は医師 であり,国際協力 師 でもあります。「国際協力 師 」というのは,ボランティアではなく,生活するのに十分な給料をもらいながら,プロとして,仕事として国際協力 を続けていく人たちのこと。実は「国際協力 師 」という名称 は,私 が考案したものです。
医師 は人の健康を守るのが仕事です。私 は病院やクリニックで内科の外来診療 をしてきましたし,今もやっています。また,国際協力 団体 に登録して,ボランティアで,アフリカやアフガニスタンでの診療 をおこなっていた時期もあります。
「国際協力 師 」は世界で起こっている,さまざまな問題を救うのが仕事です。内容 としては,貧困 を減 らす,義務 教育を普及 させる,医療 の状況 を良くする,環境 問題を解決 する,女性 の権利 を向上させる,紛争 を解決 する,など,本当にさまざま。具体的な職場 としては,国連の職員 や,開発途上国 への国際協力 をおこなう国際協力 機構 (JICA,ジャイカ)職員 ,開発コンサルタント会社の職員 ,NGO(非 政府 組織 )の有給職員 (給料をもらって働く職員 )などがあります。 -
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山本 敏晴 -
仕事内容
世界を救う医師,国際協力という職
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自己紹介
内向的で引きこもりがち。昔から,
漫画 が大好き。自己改革 のため英会話スクールに行き無理やり外交的な性格 に。以後,世界数十か国に行ったが,やっぱり自分の家に一人でいるのが好き
持続可能 な援助 をめざす「国際協力師 」私 は医学部を卒業した後,日本で普通 に内科の医者として働いていました。その後,勤 めていたクリニックを辞めて,複数 のNGO(非 政府 組織 )に参加の登録をし,ボランティアで海外での医療 活動をおこなっていた時期がありました。例えば,かつて「国境 なき医師団 」に所属 し,西アフリカのシエラレオネという国で,9か月ほど活動をしていたことがあります。朝6時半から夜まで診療 ,夜間も入院患者 の容態 が悪化すれば,トランシーバーで呼 びだされて診察 ……という,忙 しい毎日でした。
しかし,私 はこうした活動に疑問 を感じるようになっていきました。なぜなら,ボランティアの医師 が貧 しい地域 に行って一時的に医療 活動をしても,その医師 はどうせすぐ自分の国に帰ってしまい,現地 に医者がいないという状況 は改善 しないからです。現地 の状況 を本当に改善 するためには,「現地 人による医療 の自立」が必要で,それを持続的に支 える「国際協力 のプロの存在 」が必要だと考えました。そこで私 は所属 する団体 を変えながらも,貧 しい国に行った際 には,自分で医療 をおこなうだけでなく,現地 人の医師 や看護師 の教育や育成をおこなうようになりました。同時に,日本に戻 っている間は,一時的な無給の(給料をもらわずに働く)ボランティアではなく,一生の仕事としての有給の(給料をもらって働く)プロの仕事,すなわち「国際協力 師 」という職業 がある,ということを生徒や学生たちに提唱 し,そのためのキャリアプラン(その職業 になるためにどのような学歴や資格 が必要か)の紹介 をするようになりました。また,私自身 ,「国際協力 師 」としては,日本政府 の関係団体 に呼 ばれて,アフリカなど途上国 の医療 関係者に医療 と保健 の技術 を伝える仕事などをしていました。日本に招 かれた途上国 の政府 の保健省 (日本の厚生労働省 )の役人や,指導 的立場にある医師 らに,その国の医療 や保健 (予防 接種 など)の制度 をどう作っていくか,を教える仕事です。 -
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山本 敏晴 -
仕事内容
世界を救う医師,国際協力という職
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自己紹介
内向的で引きこもりがち。昔から,
漫画 が大好き。自己改革 のため英会話スクールに行き無理やり外交的な性格 に。以後,世界数十か国に行ったが,やっぱり自分の家に一人でいるのが好き
国際協力 の悩 み実際 に日本政府 がおこなう国際協力 の仕事に参加する場合,途上国 の「偉 い人」から日本政府 に「~をやってほしい」という「お願い」が来て,その人たちの望むようなことをやる,という形になります。偉 い人は,通常 ,その国の中のお金持ちで,貧 しい人たちとは違 う考え方をもっています。このため,偉 い人たちの望んでいることをしてあげても,その国の貧 しい人たちの状況 が改善 しないこともあります。でも,現地 の政府 は,お金持ちたちで占 められているため,貧 しい人しか得をしないプロジェクトは,実際 のところ,実施 してもらえません。そのあたりが国際協力 師 として,いつも悩 むところです。女性 や子ども,貧 しい人など,社会的に弱い人からも意見を聞きつつ,お金持ちも貧 しい人も,両方が得をする政策 が実施 できるように調整していくことが必要だと思っています。 -
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山本 敏晴 -
仕事内容
世界を救う医師,国際協力という職
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自己紹介
内向的で引きこもりがち。昔から,
漫画 が大好き。自己改革 のため英会話スクールに行き無理やり外交的な性格 に。以後,世界数十か国に行ったが,やっぱり自分の家に一人でいるのが好き
結果を実感できるとうれしい
医師 としての「うれしいこと」はやはり,自分が診察 した患者 さんが治ったとき。「やった!良かった」と思います。特に,他の病院を数回受診 しても,なかなか病名もわからず治らなかった患者 さんが,私 のところに来たら,病名もわかり,病気も治ったという場合。このときは,難解 な推理 小説を解 いたような満足感があります。当然,患者 さんも,すごく感謝 してくれます。
国際協力 師 としては,人々 が喜ぶ姿 を直接 見ることは少ないのですが,社会の裏方 として,人々 の幸せを支 えている実感がもてた時は,やりがいを感じます。それ以外では,途上国 の役人や医師 などに授業 をした後で,授業 をよく聞いていたことがわかるような,「いい質問 」がきたときは,うれしいです。「ああ,この人は,よく聞いていてくれたんだな」とわかるので。 -
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山本 敏晴 -
仕事内容
世界を救う医師,国際協力という職
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自己紹介
内向的で引きこもりがち。昔から,
漫画 が大好き。自己改革 のため英会話スクールに行き無理やり外交的な性格 に。以後,世界数十か国に行ったが,やっぱり自分の家に一人でいるのが好き
自己 満足にならないように私 は,「人々 が望んでいることは何か?」を見つけ出し,それに対応 することを心がけています。紛争 地帯や災害 の直後の現場 ,あるいは本当に貧 しい国の人々 が欲 していることは,「医療 」ではないことが多いんです。医療 ではなく,食べ物や水が欲 しい,仮設 住宅 (テントなど)を作ってほしい,と言われることは,ざらにあります。だから,困 っている国に,いきなりボランティアの医師 が行くのは,あまり意味がないと思います。まず,国際協力 の分野の全体にくわしい人が現地 に行き,「この地域 ではどんな援助 をするべきか」を判断 し,それに対して必要な物資 や人材を,後日,送 りこむ,というのが適切 です。
また,援助 をする場合は,ひとりよがりの自己 満足になってしまわないように,「確実 に結果を残せたという客観的な数字」をプロジェクトの結果として出すことを心がけています。例えば,私 がアフリカの病院の再建 をしたときだと,当初,その病院は,肺炎 になった子どもが3分の1以上,死んでしまうような医療 状況 でした。でも,私 はそれを,10分の1未満の子どもしか死なない病院に改善 しました。このように「数字で残る形にする」ことを心がけています。 -
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山本 敏晴 -
仕事内容
世界を救う医師,国際協力という職
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自己紹介
内向的で引きこもりがち。昔から,
漫画 が大好き。自己改革 のため英会話スクールに行き無理やり外交的な性格 に。以後,世界数十か国に行ったが,やっぱり自分の家に一人でいるのが好き
なんとなく
医師 に,そして国際協力 の道へ私 は,高校時代まで,特にめざすものがありませんでした。両親は医師 だったので,親の言うとおりに医学部に入り,そのまま医師 になりました。
国際協力 への関心については,小学校6年生,12歳 のときに,父に連れられてアフリカに行ったのですが,ところ構 わずハエがたかっているんです。ハエで真っ黒になっているスイカを,現地 の子どもたちが平気でバクついている,という光景が衝撃 で……。日本に帰ってからも,ずっと心に引っかかっていました。医師 免許 を取った後に,国際協力 の道に進もうかとも思ったのですが,「国際協力 とはしょせん自己 満足ではないか?」という思いがあり,すぐには踏 み切 れませんでした。しかし「本当に意味のある国際協力 とは何か?」とは,ずっと考えていました。そして35歳 を過 ぎたころに,「現地 の自立と,持続可能 な援助 をめざす」という方針 が立ったので,国際協力 の道に踏 みこんだのです。その後,さまざまな団体 で実績 を積んでいくうちに,政府系 の機関などから声がかかり,「国際協力 師 」として仕事を頼 まれるようになりました。
現在 の私 は,「NPO法人宇宙船 地球号 」という団体 を立ち上げて,「日本人のプロの国際協力 師 」たちを育成することを一番の目的にしています。そして,そのためのガイドブックを書き,インターネット上にも多くの情報 を載 せる,ということをしています。 -
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山本 敏晴 -
仕事内容
世界を救う医師,国際協力という職
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自己紹介
内向的で引きこもりがち。昔から,
漫画 が大好き。自己改革 のため英会話スクールに行き無理やり外交的な性格 に。以後,世界数十か国に行ったが,やっぱり自分の家に一人でいるのが好き
笑いが好き,
戦略 的に考えるのも好き小学校時代,放課後はマンガばかり読んでいました。今でもギャグは好きで,
私 が書いた十数冊 の本の中にも,ギャグの要素 は多く取り入れています。
中学時代は卓球 部。高校時代は将棋 愛好会に入っていました。もともと算数・数学が得意だったのですが,将棋 愛好会で将棋 に取り組んだことで,論理 的にものを考える傾向 が,さらに強くなった気がします。自分がこうしたら,相手がこう反応 し,次に自分がこうして,それに対し相手は……ということを通常 ,15手先ぐらいまで予想するんです。
国際協力 の世界にかかわるとき,私 は「本当の意味で,貧 しい国の人々 を助ける,ということは,どういうことだろう?」ということを考えます。では具体的にどうしようか,というときに,さらに問題を細かく分けて,できることを一つひとつ,戦略 的に,計画的に考えていきます。これは将棋 をやっていたからできるようになった面もあるかもしれません。 -
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山本 敏晴 -
仕事内容
世界を救う医師,国際協力という職
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内向的で引きこもりがち。昔から,
漫画 が大好き。自己改革 のため英会話スクールに行き無理やり外交的な性格 に。以後,世界数十か国に行ったが,やっぱり自分の家に一人でいるのが好き
「いま」を
一生懸命 に私 は子どものころ,漫画 の主人公のような,「巨大 な敵 に立ち向かって,がんばっていく,努力していく。あるいは,自分の夢 に向かって,ひた走ってゆく」というような姿勢 がかっこいいものだ,と思っていました。ところが,自分には特にやりたい夢 もなく,また,すごく努力をつづける根性 もなかったので,何となく人生を送ってきました。ですが,ひょんなきっかけから始めた国際協力 の世界で,それなりに「がんばって」いたら,これまで受けてきた教育や,自分で選んで活動した将棋 などの経験 など,私 の中で眠 っていた能力 が目覚めて,思ってもいなかった能力 が発揮 され……いつのまにか,「自分の進む道」ができてきた,というのが,私 の場合です。だから,今,夢 などが見つからなくても,いつかそれが見つかった時に,なんらかの役に立つかもしれないので,勉強でもクラブ活動でも,今,目の前にあるものを一生懸命 ,がんばるのがいいのではないか,と思います。なりゆきで進むことになった道でも,それなりに真面目にやっていると,だんだん,それが自分のやりたいことに変わってゆく,ということもあると思います。
そして,「国際協力 師 」という職業 は,日本だけでなく「世界を守る」仕事です。各国の国家予算から自分の給与 がもらえる立派 な仕事でもあります。興味 があったら,ぜひ私 の本を読んで,国際協力 師 をめざしてみてください! -